これが樋渡市長(@hiwa1118)の目指す #JAPANsg の「流通革命」だ! #武雄市問題

次は流通革命起こします!

そう息巻いた自治体運営型通販サイト JAPANsg。樋渡市長のいう流通革命に実データから迫ってみたいと思います。

昨年末の樋渡市長のブログ記事から

自治体運営型通販 JAPAN sgの売上げ報告が来ました。
平成25年12月(一か月)の総売上は、約570万円。参加自治体は18自治体等(福岡県鞍手町は12月25日参加)で、今月の売上げ上位は、南砺市、武雄市、多可町。

武雄市長物語JAPAN sg、最高の締めくくり(12月の売上げは570万円) より

いやあ、すごいすごいですね。でも、570万円の売上の内訳が気になりますよね。はい。んで、お得意の情報公開を駆使してみました。

武雄市と(一財)燕三条地場産業振興センターで参加の燕三条sg以外の自治体の情報公開制度について調べて見ました。

市のホームページや例規集で情報公開権者がどうなっているかの分類です。

  • 何人(居住地などに制限がなく誰でもできる)
    薩摩川内市、陸前高田市、大刀洗市、那須町、多可町、石垣市、三島市、錦町、松坂市、京丹後市 ・・・10自治体
  • 広義市(町)民以外への任意開示
    関市、坂戸市、上板町、鞍手町、郡山市 ・・・5自治体
  • 広義市(町)民に限る
    南砺市、宇多津町、吉野町、宇陀市 ・・・4自治体

※情報公開制度でいう広義市(町)民とは、本来の住民、その地域の事業所、在勤・在学、利害関係者等をいいます。

ということで、開示請求・任意開示申出のできる15自治体に対して一斉にJAPANsgの売上状況を開示請求・申出を掛けてようやく情報が集まりましたのでここに公表したいと思います。

JAPANsg売上データ (クリックでpdf表示)

各自治体のデータはこちらです。

  1. 薩摩川内 決定通知書 売上データ
  2. 陸前高田 決定通知書 売上データ
  3. 大刀洗 決定通知書 売上データ
  4. 那須 決定通知書 売上データ
  5. 多可 決定通知書 売上データ
  6. 石垣 決定通知書 不存在のため不開示
  7. 関 決定通知書 売上データ
  8. 坂戸 決定通知書 売上データ
  9. 上板 決定通知書 売上データ
  10. 三島 公文書として不存在 売上データ
  11. 錦 決定通知書 売上データ
  12. 松阪 決定通知書 売上データ
  13. 鞍手 決定通知書 売上データ
  14. 郡山 決定通知書 売上データ
  15. 京丹後 決定通知書 売上データ

JAPANsgの出店費用は、一時金として200万円、ランニングコストとして15万円/月(自治体によって多少差異あり)なのですが、とてもじゃないですがペイできるような売上ではありません。まぁ、地域の宣伝のための費用と考えられなくも無いですが、公開デバッグ上等のSIIIS社の運営では、宣伝としても成り立ちませんね。

んで、出だしに書いた2013年12月の570万円ですが、上位3位が南砺市、武雄市、多可町とのことですので、570万円のうち判明しているのは18自治体中12自治体で90万円です。
となると、残り6自治体で480万円!?未発表の4位以下4自治体が多可町と同じ27万円と甘甘の仮定で108万円。残り372万円を南砺市と武雄市で売り上げたのですか。(←そうらしいです、追記1に記載)

とっても自爆営業の香りがします

最後に樋渡市長のありがたいお言葉を引かせていただきます。

そして、いちゃもんをつける人はこの結果にももちろんいろいろ言うのでしょうが、言うだけで何も変わらない人たちの言葉に惑わされること無く(どちらに理 があるかは、賢明な皆さんなら一目瞭然と思います。)、地域所得の向上に、自治体同士手を携えながら、邁進していきたいと思います。ご期待ください。

武雄市長物語JAPAN sg、最高の締めくくり(12月の売上げは570万円) より

 


追記1

2013年12月の南都sgの売上について情報をいただきました。

へぇ、『12月下旬には全国放送のテレビ番組で「富山干し柿」のPR番組が放映され』と記者会見で発表されているじゃないですか。テレビ番組で取り上げられなかった前年が南都sgの本来の姿でしょうかね。

まぁ、これで前段の無理矢理の売上想定からすると、行政視察のお土産強制購入にJAPANsgを活用している武雄市の売上を考えれば570万円/月は達成できてそうですね。


開示請求でのエピソード①

三島sgは「FB良品みしま運営協議会」(三島市・三島商工会議所・三島市観光協会・JA三島函南)としての出店なので公文書として売上記録がないとのことで、開示請求は取り下げとしたのですが、市の担当の方が非常に積極的で「協議会からの任意の情報提供として」ということで情報をいただきました。

どうしてそんなに積極的なんでしょうね?三島市さんは。

開示請求でのエピソード②

大刀洗町から開示された売上データは実はこちらでした⇒ 開示元データ
これが、実にイケてない。

  • 期間が4月~3月とあるだけで何年の売上なのか明示されていない
  • 月ごとの単価×個数の集計が合わないところが多数

で、結局、過去の開示データまとめサイトの情報から)と組み合わせてExcelで再計算する羽目になりました。

特殊市民を警戒してわざわざ特定記録郵便で送るような小細工する前に、集計表くらいちゃんとつけられうようになりましょうね。M田さん。


追記2

追加で武雄市にも売上データの開示請求を掛けていたのが届きましたので、合計の表を更新しております。

武雄市 決定通知書 売上データ

なんとなくなんですが、JAPANsgの営業の時に、武雄sgの売上実績しか伝えてないような気がしないでもない…

 

これが樋渡市長(@hiwa1118)の目指す #JAPANsg の「流通革命」だ! #武雄市問題” への370件のコメント

  1. 情報公開請求お疲れ様でした。
    相手も面倒なので、特に問題ない情報であれば、市長など決裁の必要ない任意の情報公開をします。何も積極的なわけではありませんので、勘違いなきよう。公開請求するほうも小銭の決済やら面倒ですよね。お疲れ様でした。

    • 問題なければ基本オープンで手続きももっと簡素化されてばいいのになあ、とはおもいます>情報公開制度

  2. お疲れ様です。

    今更思ったのですが、制度的には『広義市(町)民に限る』の市町村でも、大体の自治体はHPに代表アドレスとしてメルアドを公開してますから、
    そのアドレスに、メールか何かで『売上状況の記録は公開しているか』『教えてもらうことはできないか』聞くだけ聞いてみるのは有りかもしれないです。

    回答は『公開してません』『教えられません』になる可能性大ですが、問い合わせの文面が常識的に礼儀をわきまえている限り、回答送らずに問い合わせ自体を無視する可能性は低いんじゃないかと。

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